君のいる場所へ






君、僕はいつでも待っています

ふとした瞬間君を思い出しては

僕の中にあたたかな風が吹くのを感じるのです

君の笑うのを思い起こしては

僕の中にやわらかく甘い香りが広がるのを感じるのです



でも君、僕には待つことしかないのです

勇気があれば、君のところへ行けるのでせうか

覚悟があれば、君の隣で君の肩を抱けるのでせうか

そうではないのです

僕には待つことしかないのです



ああ君、僕はいつまでも待っています

また君が僕の腕の中で眠るのを見る日を

また君が僕にそっとささやくのを聞く日を








2005/11/18(11/02)